企業が採用で重視する点は、人柄の次に志望動機だと言われている。
企業は志望動機からどんなことを読み取ろうとしているのか。
また、多くの志望動機を読むであろう企業側の採用担当者を惹きつけるような志望動機とはどんなものなのか。
相手に通じる、心に響く志望動機の書き方のコツを考えてみよう。
まず、志望動機は説得力のある文章であるほど良いといえるので書き出しには気をつけたほうが良い。
最初の一文に結論を持ってくるか問題提起を持ってくると、その文章を読んでみたくなる。
結論とはその企業を志望している、ということである。このことをまず相手に伝え、その後に理由を述べよう。
問題提起するとは、具体的に困っていることや心に引っかかっていることで、その解決について導く文章を作ることだ。
その解決の道筋に、希望する企業への就職が必要であると言うことを訴える。
これらの点を文頭に置くことで、入社したいという意思は相手に伝わりやすくなる。
その後、入社後にその企業でやりたいこと、その企業を選んだ理由・エピソードなどを存分に書こう。
入社後の自分について展望を持つことで、自分自身も企業も何がしたいのかがはっきりしてくる。
企業は将来、自分の会社で活躍してくれる人を探しているのだ。
志望動機は採用試験のなかで避けて通れない難関だが、印象に残る文章を書ければその後の面接にも有利に働くだろう。
自分の考えを相手に伝え、理解して貰うことは社会に出てからも必要なスキルの一つである。
さらに志望動機の書き方をマスターすることで、意思を伝える大切さも養うことができるのもメリットといえるだろう。